注文住宅 間取り決定前に進めておきたいエクステリア(外構)の話

庭

注文住宅を依頼すると、家のことばっかりに集中してしまって、外構のことはつい忘れがちになってしまう方って多くないでしょうか?

我が家はまさしくそのパターンでした。多くの労力を尽くして住む家の詳細がほとんど決定し、工事も着工し始めたところから、やっと外構のことを考え始めた次第です。

とりあえずは、関連書籍を購入し、自宅学習。主に参考にしたのは【最高の外構をデザインする方法】という本です。写真やデザインも美しく、内容がとてもわかり易かったのでかなり参考になりました。付箋をたくさん貼って、自分たちの家にあう外構を自分なりに考えてみたりしました。

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本当は間取り決定前が良かった 外構の打ち合わせ

ショックを受ける妻

本を読んだりネット検索したりしていた時に思い知らされたのですが、外構をデザインする際は、家の中の間取りとの関係も重要らしいので、できれば家の打ち合わせを始めたときから外構業者を決めて進めておいたほうが良かったみたいです。玄関や、窓の位置、家の外に付ける照明の位置(工務店が付けるもの)など、外構との関わりが強い部分が特に重要です。

そんな事実を知ったわけですが、もう工事も着工しているので、家の変更は不可能です。もうこれは仕方がないと割り切って、外構業者を選んでいくことにしました。

相見積がおすすめ 気になる外構業者を選ぶ

まずは工務店探しのときと同じく、気になった外構業者を選定し、資料請求をしました。その後特に気になる3社を決め、各会社に見積もりを出していただくことになりました。それぞれ予約をして訪問し、土地と家の間取り、外構のイメージや希望を伝えて見積をお願いする流れです。

私たちの希望は、主に下記の通りでした。

・車は1台購入予定だが、お客さん用に1台停められる場所を作りたい

・芝生は管理が大変そうなので避けたい。でも植物は少し入れたい。シンボルツリーを1〜2本設置したい

・できればサイクルポート(自転車用の屋根)が欲しい

・予算は150万円

外構の予算ですが、世間的には住宅価格の1割り程度の金額で依頼すると、見劣りしないらしいのですが、我が家の予算は住宅価格の1割以下でした。むしろもともとは100万円で計画しておりましたが、100万円だとかなりしょぼいな、と思い、50万円引き上げました。それでも設備的にはギリギリの金額です。ウッドデッキは家を建てた工務店がつけてくれたので、そこは外構予算に組み込まなくて良かったので救いでした。

外構の依頼をする際、始めはネットで色々と検索し、なんだか良さげな厚木の会社Aのみにお願いすることにしていたのですが、最低でも2箇所ぐらいは見積とろうよと提案し、別の会社にも話を聞きに行くことにしました。

厚木の会社A

まず最初に訪問したのは、会社の社長さんが書かれているブログを気に入った主人がおすすめした厚木の会社Aです。私もここでいいかなと思っていたこともあり、打ち合わせがとても楽しみでした。

家族で訪問し、希望内容を伝えました。感じのいい社長さんで、その場で色々な提案もしていただき、予算内でおそらく可能ですということをおっしゃていただきました。初めて訪問した外構業者ということもあり、夫婦ともここで良さそうだね、という話をしていました

横浜の会社B

2番めに訪問した、かなりおしゃれで高そうな外構を作っている会社Bです。担当者の方は淡々とした口調で、物静かな感じでした。その会社の打ち合わせの始め方は変わっていて、自分たちの外構内容の希望を最初に伝えるのではなく、建てる家のイメージ、コンセプト、好きなインテリアなど、家の中身をお伝えするということでした。この話だけでも30分以上かけてお話し、その後いざ外構の話でした。

私たちの希望に沿って色々な視点でアイデアを出していただき、始めの会社Aよりも頼りになりそうだという印象を持ちました。例えば車の停め方について、始めのA会社では私たちが伝えた駐車の仕方をそのまま受け取り、その希望をもとにデザインしていくという流れでしたが、こちらのB会社では、ほかのスペースの利用性も考え、別の2箇所でも車の駐車が可能ではないかなど、色々な提案をしていただきました。別の部分も含め提案していただいたものを採用したりして、打ち合わせは終了しました。

ただ、私たちの予算がこの会社的には少ないということもあり、提案できるデザインは最小限になりそうな気がしました

2つの会社を比較して再検討 もう1社見積取ることにした

ここまで2つの外構業者を訪問し、見積もり依頼をしたのですが、なんとなくしっくりこないというか、他の業者さんにも話を聞いてみたいなと思ってしまいました。

というのも、2つの会社を訪問して比較してみると、始めのA会社は社長さんとのフィーリングは合うけど、提案力がなさそうだなと思ってしまったことや、B会社は提案力はありそうだけど金額が高そうだし、担当者の方の対応がそっけなくてこの人に外構をお願いしたいと心から思えないなと思ってしまったからです。

主人は結構厚木の会社A推しだったので、もう「聞きに行かなくていいよ」という感じでしたが、

「ここは妥協できない!」と主人を説得し、もう1社見積を取ることにしました。

そこで、今度は現在建築中の大磯町から近い外構業者で良さそうな会社がないか探してみることにしました。2社ほど選定し資料請求した上で、平塚市の1社に打ち合わせ予約をし、いざ訪問です。ちなみにA会社もB会社も現地を調査してからデザインと見積を完成させるとのことで、両社とも見積結果はこの時点で頂いておりませんでした。

平塚市の会社C

こちらでお話をさせていただいたのは女性の担当の方でした。とても親身になってお話を聞いてくださり、話しやすいという印象を持ちました。現在2つの会社に見積依頼していることも正直にお伝えし、希望内容を伝えました。

初めて行った訪問の際から素材を見せていただいたり、他のお宅の施工写真をたくさん見せていただいたりしてとてもわかり易かったです。また当時2歳の娘への対応も優しくしていただきありがたく感じました。湘南エリアでの施工実績が多いので、海風などの影響も考慮して提案していただけるとのことでした。

相見積が出揃った!3社の内容を比較

それから1週間〜10日程経ち、3社のデザイン案と見積が出揃いました。それぞれの見積内容を比較します。

【厚木の会社A】

デザインは、基本的にコンクリートの埋め立てとタイルの埋め込みのみという印象でした。シンボルツリーは1つのみでシンプルすぎてかなりそっけないデザインです。金額は150万円で収まると思うと胸を張って言っていたのに、180万円になっていました。こちらの見積結果には期待していただけにデザインも見積価格ともに夫婦でショックというか、びっくりしました。

【横浜の会社B】

デザインは想像していたとおり現代的でおしゃれな感じでした。埋め込み意外にも鉢に入った木が配置されていたりと緑が多く、家の雰囲気とも調和するデザインでした。ただ金額がやはり高く200万円程度の見積金額となっていました。高い割にサイクルポートがなく、北側の敷地は砂利などはしかず更地のままであるなど、不満点も多かったです。やはりここは高くなるだろうなと予想していたので、想像通りの結果でした。

【平塚の会社C】

私たちの希望内容はすべて盛り込まれたデザインで、派手すぎずシンプル過ぎずといったものでした。当時そちらの会社で行っていたキャンペーン(○/○までに申し込めば10%OFF)を利用すれば157万円程度にはなるとのことでした。

3社の相見積をとった結果

このデザイン最高!とまでは思わなかたのですが、金額的に平塚の会社Cの1択しかないかなという結論になりました。デザインはこれからでも変更可能であるし、担当者の方も話しやすく、今後何かあったときのアフターメンテナンスも一番近いこちらがいいかなと思いました。もともと見積金額の高いAとBの会社は、今後も打ち合わせを進めていく中で追加費用が掛かりそうな気がしました。その点、Cは予算金額を目標にしながら、高くなりそうであれば適切な代替案を提示してくれるとも思いました。

やはりネットで検索しただけでは自分たちに合う会社、合わない会社は分かりません。私たちよりも予算がある方であれば横浜のB会社のほうが合っていたかもしれません。

結論を出した後、お断りの連絡をA社、B社に出来るだけ丁重にメールにてお伝えしました。Bからは返信がありましたが、なんとAの会社は無視です。正直、会社として、社会人としてありえないなと思いました。返信がなかったことで改めてAの会社に決めなくてよかったと思いました。

外構の打ち合わせ

平塚の会社Cに外構をお願いすることになり、さっそく打ち合わせが始まりました。当時は横浜市に住んでいたので、外構の打ち合わせをしに行くついでに新居の工事進捗を見に行っていました。実際に外構の打ち合わせで事務所へ伺ったのは、お願いすると決めてから3回ほどだったと思います。メールでも確認できるものは別日にメールしていただいたりしました。最初のデザインから多少の変更をしていただき、家の完成前にはデザインも完成していました。最終的な金額は154万円と、予算よりも4万円オーバーしてしまいましたが、担当の方にかなり頑張っていただき、クオリティを下げずに金額を維持していただいたのでとても感謝しています。

外構工事の着工

外構の着工は建物の引き渡し後でないとできないとのことなので、私たちの場合は、新居に引っ越してすぐに外構工事が始まった感じです。

外構工事まで終わってから引っ越しを検討している方は、建物の建設工事期間と、外構の工事期間を考えてから引っ越し日程を決めたほうがいいと思います。

私たちはどうしても保育園の転園の関係で家ができたらすぐに引っ越したかったため、引越し後の外構工事となりました。

アフターメンテナンス

こちらの外構業者さんはアフターメンテナンス体制がしっかりしているところも魅力でした。工事終了後の3ヶ月点検、1年点検、2年点検を行っていただきました。無料点検回数はこの3回のみですが、特に外構については異常なく快適に暮らしております。もし外構のことで何か相談することがあれば、きっとこの会社に連絡すると思います。

外構業者を決める上ではアフターメンテナンスの有無もしっかり確認したほうがいいと思います。

 

家族の住む家
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