大磯で家を建てたい!またまた始まった工務店探しと土地探しからの続きです。
土地が見つかった
拠点を大磯に変更してからはかなりサクサクと物事が進行していきました。土地については何件か見て回ったものの、割と良さそうな土地がすぐに見つかりました。最初に掲げていた下記の土地の条件はすべてクリアしていました。
・予算内に収まる
・駅から徒歩12分以内で駅から平坦
・南側に大きな建物や立つ可能性のある空き地がない
・1階を20坪にするための建ぺい率を考慮した土地の坪数の確保
ただ1点気になることがありました。それは線路が近いということです。東海道線と貨物列車が通る線路が近くにあるので、音が気にならないかが心配でした。
もともと線路の真横にある実家で過ごしていた主人はほとんど気にしていないようでしたが、私は少し悩みました。土地の上に座って振動がないか確認したり、車の中に入って電車が通るときの音を聞いてみたりもしてみました。
結局、音は聞こえるけれど、いつか慣れそうだし、大した問題じゃないということになり、この土地を購入しようかという流れになりました。
この土地を購入した場合の間取りと見積を出してもらった
土地を購入する前に、この土地で建てる場合の家の間取りと、その間取りで建てた場合の見積を出していただきました。ありがたいことに、物件価格のみではなく、もろもろかかってくる諸経費まで見積に入れていただいていたので、家にかかる総額がかなり分かりやすかったです。
出していただいた見積金額が、予算よりも500万円ほど安くなっていたので、
「この金額なら買えそうだな」
と納得できました。もともとこちらの工務店が建てたお宅の金額なども聞いていたので、大きく予算超えすることもないかなと、安心してお任せすることになった次第です。
土地の購入
買うと決まったら、まず土地を押さえなければなりません。上記の見積などを出してもらっている間などにも、他の方が先に土地を購入してしまうかもしれません。土地の購入は決めたらなるべく早く買うが鉄則です。
さっそく提携の不動産屋さんへ行き、売り主様との契約を交わしました。こちらの不動産屋さんは買い主からは仲介手数料をとらないという方針だそうで、その手数料だけでもかなり節約になりました。それもこれも秦野の工務店さんのおかげであります。
無事に契約を交わし、大磯の土地が自分たちのものになりました。
家造りスタート
ここからは楽しみに楽しみに待っていた家造りの始まりです。
まずは間取りを決めることからスタートしました。私達の希望の間取りをベースに、専属の1級建築士さん、工務店の社長さんと一緒に3ヶ月ほど毎週末打ち合わせをしました。間取りはその都度変更してもらい、何回も修正していただきました。
我が家の間取りは、東に玄関があり、入ってすぐにシューズクローク、家に入ってすぐトイレ、扉があってLDK、LDKに隣接して小上がりの畳スペースとパントリーがあります。また反対側のLDK隣接部分にはウォークインクローゼットへ行く扉と、洗面所へ行く扉です。リビングに隣接して6畳ほどのウッドデッキがあります。
リビング階段があり、東側には将来2つに分けられる子ども部屋、西側には夫婦の寝室があります。
文字で表現しにくいのですが、間取りはこんな感じになりました。
間取りが決定したら、次は仕様の決定です。間取りを決めるよりも大変な作業です。とにかく注文住宅はすべて自分たちで決めなければなりません。私はそういうの好きなので楽しかったのですが、決めることがありすぎて疲れちゃう人もいるみたいですね。
主人はそこまで希望がなかった(笑)ので、ほとんど私が決めていました。
順不同ですが、何をどう決めたのか簡単に説明していこうと思います。
床材
基本的にこちらの工務店で建てる家の床材は、パイン材(松)を使用しておりました。お客さんが希望すれば変更可能とのことでしたが、多く仕入れていることもあり、パイン材が一番安価であるとのことでした。
ただ、今まで多くのお宅の見学会に参加させていただいた際に、「杉の家」という、構造材もフローリングもすべて杉で作られた家というのを拝見したことがあり、その時の杉の香りの良さがどうしても忘れられず(特に主人が)、一部で杉の木を使いたいと思っていました。
そこで、床面積の広い1階はパイン材に、寝室と子供部屋がある2階はパイン材よりも温かみのある杉材にしていただくことにしました。
杉はパインよりも空気を多く含んでいるので、足で触っただけでもその温かみの印象が違います。柔らかいだけに、パイン材と同じ厚さだと強度が劣るみたいなので、1階は20mmのパイン材、2階は30mmの杉材にしていただくことになりました。
また、トイレと洗面所は水に強い床材がおすすめということで、フローリングはやめました。始めはキッチン部分も変えようかなと思ったのですが、リビングとの接続がおかしくなってしまう気がしてやめました。キッチンの床にはキッチンマットを敷いて利用しています。トイレの床ですが、こちらは200mm×200mmぐらいの大きめタイルにしました。冬場はかなりひんやりしますが、トイレスリッパがあれば問題ありません。
洗面所は籐に見える400mm×400mmぐらいのタイルにしました。タイルといっても歩いた感じはフラットです。水はけがよく、爽やかな印象があります。
壁
もともと希望していた珪藻土が基本です。ウォークインクローゼットは桐パネルがいいとのことでそちらにしましたが、他の壁(タイルや造作棚がない箇所)はすべて珪藻土で仕上げていただきました。
珪藻土の色は基本的には白なのですが、色粉を混ぜることで違った色に変更も可能でした。全部白よりも、少し色の違う壁があってもいいかなと思い、洗面所とトイレは爽やかな薄いグリーンの珪藻土に、小上がりの畳スペースは薄いピンク色の珪藻土にしていただきました。
建具
建具とは部屋と部屋を塞ぐ扉のことです。これは工務店さんが提携しているWOODONEというメーカーの無垢材にすることにしました。もちろん他のメーカーのものでも取り付け可能ですが、無垢の建具がシンプルで気に入ったのでこちらのメーカーにすることにしました。自分たちで一番近くのショールームへ行き、各部屋に設置する扉をすべて決めてきました。
トイレ、2階の各部屋のドアは普通のシンプルなドアにしてもらいました。(左写真参照:トイレのドアには光が見える小窓がついています)
その他、玄関からリビングへ続くドアは、上半分にガラスが埋め込まれたものに、リビングから洗面所へつづくドアは湿気がこもらないようにブラインドのような板になっているドアにしていただきました。
リビングに隣接している小上がりの畳スペースは、扉で仕切るほどでもなかったので、ロールカーテンにしました。
造作家具
この工務店さんは、材料費さえ払えば、工賃は無料(家を造る代金に含まれる)で造作家具や棚を作っていただけます。基本的に新たな家具の購入はしたくなかったので、作り付けの棚はたくさん作っていただきました。
シューズクローク→100足ほどは収納可能な棚
トイレ→洗面台とその下の収納、上部に棚2段
洗面所→洗面台とその下の収納棚、左側に天井高近くまである収納棚
小上がり畳→主人の半畳ほどのスペースに、書斎机代わりの板の設置と上部に棚2枚、小上がり部分の下にちょっとした収納引き出し
リビング→テレビ台とその上に収納力のある本棚
キッチン→冷蔵庫上に棚1枚、ゴミ箱スペースとオーブンレンジ収納などを兼ねた棚
パントリー→書斎机(大人3人は余裕で並べる広さ)、食器棚2つ(実際の収納はほかのことも使っている)
これらのレイアウトも作っていただき、修正を重ねてまとまりました。
キッチン
キッチンも提携のメーカーがいくつかありましたが、WOODONEが気に入った私達はキッチンもこちらでお願いすることにしました。なのでキッチンの扉なども無垢材を使用しております。
ステンレスが希望だったので、ステンレスの天板に赤茶色っぽい感じのキッチンになりました。
お風呂とトイレ
有名メーカーTOTOと提携していたので、こちらのものにしました。トイレは1階のみなのですがタンクレスの標準装備のものに、お風呂は戸建用標準サイズのものです。ホッカラリ床やお風呂の壁、浴槽の色などをショールムで決めてきました。
もともとお風呂は、「ハーフユニット+壁は檜」が希望だったのですが、予算オーバーということで諦めました。このTOTOのお風呂で十分満足しています。
おおまかな決定事項はこんな感じでした。
続いてはもっと細かい部分について決めていきますが、長くなってきたので次回とさせていただきます。
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