10年以上放置されていた実家のアップライトピアノの引越し記録です

アップライトピアノの引越し記録

3ヶ月前までスイミングを習っていた5歳の娘ですが、スイミングをやめた代わりにピアノを習うことになりました。

 

私がもともと習わせたかったのもありますが、本人もかなり乗り気だったので通うことになったんです。

ピアノイメージ

そこでピアノ教室探しと同時に初めたのが、自宅で練習するためのピアノ選びです。

 

最初は電子ピアノを購入するつもりでしたが、最終的に主人の実家に眠っていたアップライトピアノを頂くことになりました。

 

結果的にアップライトピアノを自宅に設置するためにかかった金額は120,600円でした。

電子ピアノを購入するにしても、同額程度の商品を購入するつもりだったので、運んでもらって良かったと思っています。

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電子ピアノとアップライトピアノの違い

私が子どもの頃もピアノを習っていたのですが、自宅では電子ピアノで練習していました。

 

ピアノの先生のお宅にはグランドピアノがあったので、やはり弾く感覚が違うなと子どもながらにいつも感じてはいたんですよね。

 

実際に何が違うのかというのを簡単に説明します。

▶アコースティックピアノ

グランドピアノ

よく言われる「生ピアノ」です。グランドピアノやアップライトピアノのことを指します。これらは弦を叩いて音を出す楽器です。

グランドピアノとアップライトピアノでも弾き心地は違いますが、「指先で鍵盤を弾くことで弦が叩かれ音が出る」という仕組みは同じです。

電子ピアノでは表現できない音の強弱の作り方を、体全体を使って習得できます。

年に1回以上の調律が必要なので、電子ピアノに比べると維持費がかかります。

 

▶電子ピアノ

電子ピアノ

指先で鍵盤を叩くと、アコースティックピアノで録音された音がスピーカーから出ます。鍵盤の素材はプラスチックや木製などメーカーによって異なります。

もともとは音の強弱を表現し辛いのが難点だったようですが、最近のものは弾き方のタッチによって、アコースティックピアノに近い音の強弱の表現もできるようになっています。

電化製品なので、部品の故障などが無い限りはメンテナンスフリーで使い続けることが可能です。

アコースティックピアノに比べると、サイズがコンパクトになってるものが多いです。

電子ピアノとアップライトピアノ かなり迷いました

最初は家にピアノを置く場所も少ないし、コンパクトサイズがいいと思っていたので、電子ピアノを買うつもりでいました。

 

ただ、電子ピアノとアップライトピアノの違いを検索していたりすると、

「やっぱり生の音で練習してもらいたい」という気持ちが強くなってきたんです。

ヤマハのピアノ

娘をピアニストにしたいとは思っていませんでしたが、生のピアノを弾くことで耳や体を使う感覚がいい方向に成長して欲しいなという思いが強くなってしまいました。

 

電子ピアノを購入するにしても、10万〜20万円ぐらいの商品が良いかなと考えつつ、実家のピアノを使えないかということも検討し始めました。

 

実家のピアノの状態

実家のピアノ

実家にあったピアノは約45年前に購入したものでした。YAMAHAのアップライトピアノです。

15年ほど前までは毎年の定期調律を行っていたようですが、それからは、孫が遊びに来た時に弾く程度でほとんど使われていませんでした。

実家のピアノ

【ピアノの音】

素人が聞く分には、音がずれているという感じはほとんどしませんでした。低い音がなんか少し違う気がする、という程度です。

 

【汚れ】

ホコリは相当かぶっていました。カバーが掛けられていたので鍵盤などは大丈夫でしたが、裏面はホコリがすごかったです。

ピアノ全体も曇った感じというか、ピカピカ光っている状態ではありませんでした。

 

【保管場所】

2階の南西の場所に置いてありました。西日が直接当たることはない場所です。湿気はたまりにくそうな場所でした。

 

実家のピアノを我が家に持ってくるにあたっての懸念事項は費用に関する下記の2点でした。

【懸念事項1】

階段から降ろすことができないのでクレーンが必要になるが、その費用が高そう

クレーンもともと実家でも1階に置いていたそうですが、子供部屋を作る関係で2階にクレーンで上げたそうです。

クレーン代金って、すごい高額になりそうな気がしたので躊躇していました。

【懸念事項2】

15年も調律していないピアノの調律代金がすごく高くなりそう

ピアノ調律に関する知識は全くないのですが、10年以上放置されていたピアノの中身は相当ひどいことになってるのではないかと勝手に想像していました。

見積してもらって決めることにしました

上記の懸念事項はあったのですが、やはりプロに見てもらわないと細かい金額は分かりません。

ちょうど娘が通うレッスン先も決まり、その先生に紹介していただいた「大村楽器」さんに相談してみることにしました。

 

実家のピアノの状態を見て、どのぐらいの金額になるか見積を出してもらうことは無料とのことでしたので、さっそく見てもらうことにしたんです。

見積

ピアノを見て頂く日はちょうど予定があったので、同席はできませんでしたが、その場でお電話をいただき大体の金額をお伝えしていただきました。

 

ちなみに我が家と主人の実家の距離は約20Kmです。

一般道を使って車で約30〜40分、有料道路を使用して約20分で到着します。

 

見積金額が20万円以上の場合は電子ピアノの購入を検討するという気持ちで臨みました。

見積費用の内訳

調律

【調律代金】

音の調律に関する費用は30,600円とのことでした。

 

【部品とクリーニング代金】

今の状態でも調律するだけで問題なく使用はできるそうですが、数年後も継続して使い続けたい場合は交換しておいたほうが良い部品があったそうです。(詳しい名称等は伺っていません)

そちらの部品交換代金が30,000円とのことでした。

 

また、ペダルを含めピアノが全体的に曇った感じになっていたので、それらをキレイにするクリーニング代金が15,000円でした。

 

【運搬費用】

トラックで20kmの距離を運ぶ代金は30,000円でした。懸念していたクレーン費用は追加で15,000円とのことで、意外に安かったです。

 

ということで、実家から自宅へアップライトピアノを持ってくる代金としては

調律代30,600円
部品代30,000円
クリーニング代15,000円
運送代30,000円
クレーン代15,000円
合計 120,600円

という見積内容となりました。

ピアノの先生の紹介ということもあり、多少安くはしていただいたようです。

 

20万円はするかなと覚悟していたので、この金額であっさりとOKしてしまいました。

 

できれば他の会社との相見積を取りたいところでしたが、レッスン開始までに時間がないのと、実家の母に何回も人がお邪魔して迷惑を掛けるのがいやだったので、こちらの金額でお願いすることになりました。

実家から我が家へ来るまで

見積をしていただいた段階で調律師さんが同行していました。

お電話を頂き、こちらの金額でOKしたので、その場ですぐに調律をしていただいたようです。

 

交換が必要な部品が手に入るのに多少時間がかかるのと、調律師さんとのスケジュールの兼ね合いで、我が家へ到着したのは、最初の見積をしていただいた日から11日後になりました。

自宅にヤマハのアップライトピアノが来ました

配送当日は男性3人がかりでピアノの運搬を行っていただきました。

 

実家の様子は分からないのですが、クレーンで2階から下ろしてトラックで運ばれてきました。

 

自宅の設置場所は1階でしたので、そこは人の手で運んでいただきました。

 

引っ越し作業の用に、厚めの布で包んで設置していましたね。

ピアノの到着

設置が完了したら、調律師さんが最終調律を行ってくれました。

 

アップライトピアノの中身ですが、私は初めて見ました。

子どもたちも見入っていましたね。

調律

調律を40分ほど行っていただき、最後に全体をクリーナーで磨いていただけました。

 

ちなみに調律師さんが使用していたのはこちらのクリーナー2点です。

どちらも乾いた布につけて使用していました。

我が家でも購入する予定です。

実家のアップライトピアノの引越し記録 まとめ

主人の実家からアップライトピアノを再調律してもらって自宅に設置した記録でした。

引っ越し費用は、私が想像していたよりも安く済んだので結果的に運んで良かったなと思っています。

【我が家のピアノ引越し費用】

調律代30,600円
部品代30,000円
クリーニング代15,000円
運送代30,000円
クレーン代15,000円
合計 120,600円

この機会に、私もピアノの練習をしてみようと思っています。

ピアノの練習

娘も毎日ピアノに触れているので、楽しくレッスンを続けてくれたら嬉しいですね。

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