夢のマイホームに向けた工務店探し、土地探しからの続きです。
大磯で建設可能な工務店探し
またまた始まりました工務店探しです。
前回横浜あたりで建てようと思っていた場合と同じく、スーモなどの雑誌を参考に気になる工務店さんの資料請求をしました。
さらにいいなと思った工務店へは直接出向いて話を聞いたり、完成見学会に参加させてもらったりして徐々に自分たちが建ててもらいたいと思える工務店さんを探していったのです。(一般の工務店にはハウスメーカーのようなモデルハウスがないので、実際に建築したお客さんの家を住む前に公開することが多いのです。)
前回の工務店探しの時もそうなのですが、私達が建てたい家の間取り(1階が20坪2階が10坪で水回りを全て1階に)をお願いすると、どこの工務店さんでも
「基本的に基礎が多くなるし、無駄な壁や屋根もできたりするから、多少お金かかりますよ」
というような話をされていました。
実際、家を建てるときに総面積が同じ場合は、総2階の間取りがコスパ的
にいいと考えられています。
総2階とは、1階と2階の床面積が同じで、外からみると箱に屋根が乗っているように見える形の間取りです。この形だと、基礎は希望の床面積を確保する場合に最小限で済むし、無駄な骨組みや壁の追加がなくなるのです。(右図参照)
総2階のほうが安く済むのは分かるのですが、どうしても間取りの条件だけは妥協したくなくて、大磯での工務店探しの際も、各会社さんに色々と話を聞いていただきました。
ちなみに今更ですが、なぜこんなに間取りにこだわったのかの理由をお伝えしようと思います。
希望の間取り
私の実家の戸建ては、1階に脱衣所があり、そこで洗濯して、水を含んで重くなった洗濯物を2階に持っていって干し、乾いたら畳んで1階の納戸と2階の各部屋に収納する、という流れを母が行っておりました。子どもながらに、洗濯物重くて2階に運ぶの大変そうだな、自分はやりたくないなと思っていました。
なので自分が家を買うとなったときは、洗濯物動線を1番重視したいと思っていたのです。
実際、本当の理想の家は平屋でした。すべての生活を同じ階でするって最高だと思います。しかし平屋にするとなると大きな土地が必要な上に、基礎が床面積全て分作らなければならないのでかなり高額になってしまいます。なので平屋は諦めて、
「1階で通常の生活、2階は寝るだけ」という生活スタイルを目指すことにしました。2階は寝るだけを実現するには、基本的に住居のほとんどの機能を1階に集中させなければなりません。玄関、リビングダイニング、キッチン、洗面所、お風呂、トイレ、家族用のウォークインクローゼット、洗濯を干す場所(デッキなど)などです。これらすべてを1階にまとめるには最低でも20坪は欲しいと考えました。ちなみに私達の希望で1階に小上がりの畳スペースと収納用のパントリーも作りたいと思っておりました。
建ててもらいたい工務店が決まった
希望の間取りの話を湘南エリアで施工可能な各工務店さんに聞いて回っていました。
しかし、またまたこの段階でも「ちょっと高くなりますね」という回答ばかりでした。
できることはできるけど、やはり高くなってしまうそうです。イメージ的に言うと、ドラえもんののびたの家のような感じで、広い1階があって、2回はちょこんとある感じです。
ただもう、この時期になると、多少高くなってもいいやとさえ思っていました。なので、自分たちの好みのスタイルを建てている工務店さんで、少し予算オーバ程度で建ててくれる工務店さんならいいかなと思っていたのです。
そんな心境の中、ある藤沢の工務店さんが気に入り、土地探しから一緒にやってくれるということで、よし、この工務店さんにお願いしよう!となりました。話を聞きにいった翌日に社長さん自ら大磯に土地を見に行ってくれたりして、いい工務店だなと、夫婦2人でうきうきな気分でした。
工務店さんに土地探しをお願いしていても、自分たちも探さないわけにはいかない性格なので、ここでも毎日土地探しのネットサーフィンです。気に入った土地は夫婦で共有して、実際に大磯へ行って見に行ったりしました。
対応が微妙だったので依頼するのをやめました
そんな時に結構良さそうな土地があったので、工務店さんにこの土地どうですか?というような内容のメールを送ったんです。私的には、この土地で、予算内で建築可能かどうかなどの判断をしていただきたかったのですが、一向に返事がありませんでした。主人と相談して同じメールを送ってみたりはしたのですが返事がありません。どうしたんだろ、忙しいのかな、とか思っていたんですが、なんとなく、この工務店さんへの信頼が薄くなっていき、もうお願いするのはやめることにしました。
ちなみに、どうやって確認したかは忘れましたがメールが見れていなかったということはなかったと思います。忙しいなら忙しくて見れないとか、言ってくれればよかったんですけどね。
もういいわ!って気分になっていました。
他の工務店を探すことにした
この工務店の無視騒動でふてくされていた週末、資料請求したパンフレットを見返して、今日行って話聞けるところ行こう!と私が提案しました。
住宅の購入を志して1年半程経っており、焦りと疲れが入り混じった気持ちでした。主人は電話するのがあまり好きじゃないのですが、私はすぐに確認したいことは電話派なので、まず1軒目、厚木の工務店に電話してみました。
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一向に出ません。
はい、ご縁がなかったということで2軒目です。次は秦野の工務店です。
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着信後すぐに出てくれました。初めてですが、話を聞きにいってもいいか確認したところ是非お越しくださいということで、娘と3人でいざ秦野へ向かいました。いきなりの訪問にも関わらず駅まで工務店の方が迎えに来てくれました。
間取りの提案で意気投合!この工務店に決めた
早速、いつもの流れで大磯に住みたいということと、希望の間取りの話をしました。いつものように多少高くなるよ、と言われるかと思っていたのですが、私達には(今までの工務店さんも)考えつかなかったプランを提案してくれたのです。
それが1.5階建てという間取りのプランです。
希望通り、1階は20坪、2回は10坪程度の広さを保ちつつも、屋根を1枚で完結させるため無駄なコストが抑えられるといったものでした。横から見ると一見平屋にも見えるような感じです。屋根を区切らない分、2階の1部分の天井が低くなってしまうのですが、それもいいかなと思って、とてもこのプランが気に入りました。
担当の社長さんとも意気投合し、
「この工務店さんなら建ててくれそうだ!任せられそう!」
私達夫婦に希望の光が見えた瞬間でした。
土地ももちろん一緒に探してくれると言うことで、早速大磯での土地探しと家造りが始まったのです。
大磯での土地探しと並行しつつ、こちらの工務店さんが建てたお宅の完成見学会も何度か参加させていただきました。自然素材をふんだんに使用した、まさに自分たちの希望に沿ったお宅です。見学会へ行くと、早く自分たちも家建てたいなーと毎回考えてしまいます。
ここまでの道のり、とても長かったですが、いよいよ大磯に住めそうな気配がしてきました。
住む場所が決まっていたらこんなに大変ではなかった気がしますが、今までの苦労も無駄ではなかったと思います(思いたい)。
【どうして大磯に移住したのかを振り返るシリーズ】はこの回で終了とし、次は大磯での家造りを振り返っていきたいと思います。
大磯に住めそう!やっと土地が見つかって1.5階建ての家造りスタート へ続きます。
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