絵本が大好きな子どもたちにとって、特に物語に惹き込まれているのが、「高畠那生(たかばたけなお)」さんの絵本です。
独特の筆使いで描かれた絵によって綴られている物語は、大人をも夢中にさせる魔法がかけられているようです。
引き込まれる秘密は、おもしろおかしく描かれている特徴的な絵と、高畠さんオリジナルのちょっと不思議な物語によることかもしれません。
巨大人がマラソン?高畠さんの想像力豊かな物語に惹かれる!
私と子ども達が初めて出会った高畠さんの絵本は、こちらの「でっこりぼっこり」です。
まず始めに、表紙だけでもインパクトがある絵本ですよね。
物語は、巨大人がマラソンをしたらどうなるの?というテーマをもとに話が進んでいく、おもしろ絵本になっています。
巨大人といっても、普通の服を着ている大きい人です。表紙のおっきな足は、この巨大人の足ですね。
その巨大人が歩いた時にできる足跡が物語のキーポイントです。
足跡の「ぼっこり」がどうなっていくのか・・・・、それは読んでからのお楽しみです。
絵本の中には、巨大人の他に、謎のナレーターも登場します。
このナレーターによって話が読み進められるワクワク感は、子ども達を惹きつけ、どんどんページをめくりたくなるようです。
絵本の中には多くの登場人物がでてきます。セリフや解説がなくても、色んな人や動物がやっている動作を見ることでも楽しめるので、1ページ1ページ、ゆっくり読み進めるのがおすすめです。
【おさるさん×バナナ】という最強コンビで作られている「バナナじけん」
もう一つ紹介したいのが、こちらの「バナナじけん」です。
子どもが好きな動物の上位に入るであろうお猿さんと、子どもの好きな果物上位に入るであろうバナナが出てくるこちらの絵本。
好きな動物や食べ物が出てくるだけで、最初の食い付きからとっても好感触を感じられるはずです。
物語は、道に落ちていた一つのバナナから始まります。
そのバナナを巡っておさるさん、うさぎさん、わにさんが繰り広げる、おもしろおかしいルーチン物語が、おもわずくすっと笑ってしまう内容になっています。
我が家の子ども達が一番好きな場面が、途中で大変なアクシデントに見舞われることになるうさぎのシーンです。
擬音語とともに繰り広げられるうさぎの行動を読み進める時は、読み手も少し張り切ってしまうほど、面白いページになっています。
物語に引き込まれる!子どもが何度も読みたくなる「高畠那生」さんの絵本 まとめ
ちょっと不思議な物語だけど、くすっと笑ってしまう、心があったかくなる絵本を数多く作られている高畠那生さんの絵本2冊を紹介してみました。
色使いや筆使いに特徴があるので、この絵の描き方が個人的に好きです。
子どもにも大人にも親しみやすい絵本だと思います。
今回紹介したのはこちらの2冊です。
「でっこりぼっこり」
巨大人がマラソンをしたらどうなるのでしょう?「でっこりぼっこり」の名前の由来は、絵本を読んだら分かりますよ。
「バナナじけん」
おさる×バナナの最強コンビで始まるこちらの絵本。一番の山場は、うさぎが見舞われるある事件?どんな事件が起きるのかは、読んでからのお楽しみです。
まだまだある高畠那生さんの人気絵本
「カエルのおでかけ」
子どもが雨の日も好きになってしまうかも!?まるで人のようなカエルと楽しむ雨の物語です。
「チーター大セール」
お店を営むチーターがどんどんチーターじゃなくなっていく?最後にどんなチーターになるのかがお楽しみの1冊です。
「だるまだ!」
表紙に描かれている大量のだるまが漂着することから始まる物語。多くのだるまで描かれたナンセンスで可笑しい絵本です。
高畠さんの絵本を1冊読むと、その世界観に圧倒される人は多いと思います。
また、絵を見ているだけでも面白いものが多いので、1歳頃のお子様から楽しむことができます。
他の作品も見てみたい!と思える絵本作家さんです。まだ読んだことのない方は、ぜひ1度手に取ってみてくださいね。
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